とらふぐの養殖

とらふぐの養殖

【風土豊かな海で育つ】

美しい自然と海に囲まれた長崎県はとらふぐの養殖が国内で最も盛んな地域です。また、他の魚においても長崎県は日本で有数の漁獲量を誇ります。


【とらふぐの成長】

毎年6月頃に、種苗生産施設から運ばれてきた体調10センチ程の稚魚を海上の生簀に移します。
その後、暑い夏を二度乗り越え翌年の冬に出荷されるまでの約1年半の期間、できるだけストレスの少ない環境になるよう、気を配って育てます。

魚の養殖の中でもとらふぐ特有の「歯切り」という作業があります。これは、鋭く固い歯を持つとらふぐが、生簀の中で仲間のとらふぐの尾や表皮を噛んで傷付けるのを防ぐために、1尾ずつ伸びた歯を切っていく作業です。出荷までに1尾あたり4回の歯切りを行います。
内野水産では数万匹のとらふぐを養殖していますので手間がかかりますが、欠かせない大事な仕事です。

冬の出荷時期には1尾あたり1kg~1.3kg程までに成長します。